日本の大型連休といえば5月のゴールデンウィーク。毎年旅行の計画を立てている人も多いのではないのでしょうか?
今回は韓国にもゴールデンウィークがあるのか、そして5月のソウルの天気や服装についてまとめました。
韓国にゴールデンウィークはある?
5月5日はこどもの日
韓国にも年間を通して国が定めた祝日がありますが、日本ほど多くはありません。
5月の祝日は、日本と同じく5日がこどもの日。こどもが健康でたくましく成長するようにという願いが込められています。
もし5日が土曜日や日曜日と重なった場合は、次の月曜日が振替休日に。その年は週末と合わせて三連休となります。
5月1日は勤労者の日
また、韓国では5月1日を勤労者の日(日本では勤労感謝の日)と定めていますが、祝日ではありません。
銀行や大企業は休業日となりますが、特に中小企業は事業者の方針に従って勤務の有無が決定します。
もし勤務日とした場合、事業者は従業員に対し休日手当を上乗せして賃金を支給しなければなりません。
学校は通常通り授業を行うところもあれば、休校日または学内行事を当てる学校も。
祝日が少ない韓国には、大型連休と呼べるゴールデンウィークはありません。
5月のソウルの天気・気温
5月のソウルの天気
首都ソウルは韓国の北部に位置しており、緯度は日本の東北地方あたり。
冬は寒さが厳しく凍えるような毎日が続きますが、春先の寒の戻りや春一番なども落ち着き天気が比較的安定する5月は韓国旅行に最適な時期です。
晴れの日が多く、雨はあまり降りません。5月の平均降水量はわずか92mmで、降水日数は7日ほど。
そのため湿度は50%前後で、空気が乾燥しがちです。
湿気の多い日本とは違い、カラッとした快適な初夏を楽しめます。
5月のソウルの気温
ソウルの5月の平均気温は17.8度。最高気温は21~24度で最低気温は12~15度となります。
ただし5月上旬は急に最低気温が10度を下回る日もあり、日中と朝晩は激しい寒暖差が。
5月下旬にはそんな早朝や夜間の冷え込みも次第に緩み、最低気温は15度前後を推移します。
PM2.5や黄砂
近年特に深刻な問題となっているのが、PM2.5や黄砂。
天気は晴れのはずなのに、すっきりとした青空ではなくまるで曇りのようにどんよりした日も。
目に見えて空気が黄色や白っぽくかすんでいる日は、外出を控えるよう注意報や警報が発令されることもあります。
PM2.5や黄砂は雨が降ると解消される傾向にあるので、雨を心待ちにしている人も少なくありません。
5月のソウルの服装は?
調節できる服装
5月のソウルは日中と朝晩の寒暖差が激しくなるので、調節できる服装がおすすめ。
日中は半袖に長袖のカーディガンで過ごせるほど暖かい日でも、夕方を過ぎると気温が次第に下がるので薄いトレンチコートやジャケットなどがあると安心です。
さっと首元に巻ける薄手のストールやストッキングなどの防寒アイテムを持ち歩いておくと、急な寒さにも対応できます。
特に韓国旅行では夜遅くまで外出していることが多いので、一日の中でも服装を調節して過ごしましょう。
紫外線(UV)対策
ソウルの5月は紫外線が強くなる時期。しっかりと日焼け止め対策が必要です。
例えば、深めの帽子や日焼け止めクリーム、サングラスなどを持ち歩くのがおすすめ。
一日の終わりにはしっかり肌ケアをして、疲れた肌を休ませてあげましょう。
マスク
PM2.5や黄砂が多い日は、マスクが必需品。
気管支が弱い人や持病のある人は特に注意が必要です。また、敏感肌の人は露出した皮膚がかゆくなったり肌荒れを起こしたりすることも。
通常のマスクではなくPM2.5や黄砂を防ぐ専用のマスクを準備して、しっかり対策しておいた方がいいでしょう。
最後に
寒くも暑くもなく、とても快適で過ごしやすい5月のソウル。観光やアウトドアにもおすすめです。
紫外線やPM2.5、黄砂などの対策を忘れずに、服装や持ち物を工夫してぜひ韓国の初夏を楽しんでくださいね!