数年前から韓国でははだし歩きがひそかなブームとなり、コロナが明けたころから裸足歩きできる散歩道があちこちで整備され、その多くは黄土でできています。
韓国で流行りの裸足歩き健康法についてちょっとだけ調べてみました。
裸足歩き国民運動本部とは?
調べたところ韓国には裸足歩き国民運動本部なるものがあり、旋風を巻き起こした方がいるんですね。
本部長のパク・ドンチャン氏は20年ほど前、ポーランドに赴任しており、銀行支店長を務めていました。
当時仕事のストレスにより健康状態は悪く、医者からも警告されていたとか。
この時も歩くことが好きで、カバティの森を良く散歩していましたが、それによって体調が回復することはありませんでした。
あるときテレビで裸足で歩くことが紹介されており、とても心に響いて、いつもの森を裸足で歩くことに。
続けるうちによく眠れるようになり、肝臓の数値も下がって、耳鳴りもおさまったそうです。
こうして裸足の健康効果を実感したパク・ドンチャン氏は2006年、裸足歩きに関する本を出版。
2016年には銀行を退職し、ソウル大母山に裸足歩き国民運動本部ヒーリングスクールを開設。
大母山は裸足歩きの聖地となり、毎週土曜日に全国各地からパク会長に裸足歩きを学ぶ人が多く訪れているそうです。
薬がいらなくなった
悪かった健康診断の数値が正常値になった
などの効果のほか、本当に癌が治ったという人もいて闘病中の人の利用者も多いようです。
黄土の効果は?
古くから韓国では黄土で布を染めたり、美容パックに使われたり、黄土の家が建てられたりと、人々の暮らしと健康に役立ってきました。
裸足歩きが健康にいいというのは黄土に限ったものではありませんが健康効果をアップさせようと、黄土で作ることが主流のようです。
黄土は人体に有害な各種毒素を解毒する・疲労回復や便秘解消・免疫力向上・新陳代謝を上げるなどのさまざまな効果があります。
私が近所の黄土道を利用しているのは平日午前中だからか高齢者の方が多いですが、休日は親子連れや若い人も大勢います
黄土道利用の注意点は?
裸足歩き用に整備されている黄土道は【足に傷のある人は利用しないように】と書かれています。
裸足歩き用の道は足を洗う場所もありますので、タオルを忘れないように!
冬は水道は止められてしまうのと、寒すぎて黄土道の利用者も激減します。
真冬に裸足歩きをしている人もいますが、とても少ないです。
いつでも無料でできる健康法だけど、韓国の冬は寒いので春から秋までの利用がお勧めです。
裸足歩きは韓国語で맨발걷기というのですが、このワードでYoutubeやインスタグラムで検索してみてください!健康効果などたくさんの情報が出て来ます。
最後に
シルバーの方々が踏み固められた黄土を耕運機で掘り起こして水をまき、ねちょねちょにしておいてくれます。
また雨の日には土が流れ出ないようにビニールシートをかぶせたり、時々黄土を補充したり・・・。
うちの区では随分黄土道に力を入れているようです。
アーシングに興味があった私は生活圏内に黄土道ができてとてもありがたいです。