2018年8月、ジャカルタで開催されるアジアンゲームの韓国代表選手として選抜されたナ・サンホ選手。
2019年FC東京へ移籍することが決まりました
いったいどんな選手で、アジアンゲームに出場することになったのか。
ナ・サンホ選手のこれまでの実績とプレースタイルをまとめてみました。
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ナ・サンホのプロフィールと来歴
生年月日 1996年8月12日
出身地 全羅南道潭陽
身長 173cm
体重 70kg
ナ・サンホ選手は小学校4年生のとき、父の知人からの勧めにより、サッカー部に入部。
それまでは、ただ遊びでボールを追いかけていたぐらいでしたが、本格的にサッカーを始め、惜しみない努力を続けてきました。
高校時代には同い年で現在、オーストリアのレッドブル・ザルツブルクで活躍するファン・ヒチャン選手と比較されるほど、最高の選手として評価を受けました。
ファン・ヒチャン選手は突破力が強みである一方、ナ・サンホ選手は得点力が強みだと言えます。
高校リーグではあまりに有名だったので、卒業後はすぐにプロに入団するかと思われていましたが、檀国大学に進学。
1年生の頃から主力選手として位置づけられ、「檀大のマシンガン」と呼ばれました。
そして、大学時代に行われたFAカップ競技では、守備陣を上手にかき乱す、素晴らしいプレーを見せつけ、プロチームからの関心を引きました。
2017年、光州FC(Kリーグ2)に入団したナ・サンホ選手は、特に活発な動きとドリブル、空間を責める能力と、決定力がずば抜けていました。
シーズン前半には、負傷により戦力から離脱しましたが、後半からはコンディションを整え、本格的に投入されたことで、18試合2ゴールを記録しました。
その後、チームのエースを象徴する背番号10を任され、ナ・サンホ選手はまさに光州FCの自慢であり、実質的なスーパールーキーとなりました。
2018年は、韓国国内のKリーグで21試合に出場し、11ゴール1アシストを決めています。
韓国の国内リーグでは素晴らしい活躍を見せているナ・サンホ選手ですが、国家代表としての経験はほとんどありません。
そのため、2018年ジャカルタで開催されるアジアンゲームに選抜された出場選手の名簿を見て、多くの人があまり見たことのない名前に戸惑いました。でも、韓国サッカーファンの間ではとても有名な選手です。
プレースタイルは?
ナ・サンホ選手のプレースタイルは、典型的なゴールゲッターです。
低い背を活かし、相手に密接した動きを見せながら、後ろの空間に潜り込む動きがとても素晴らしいと評価されています。
得意の瞬発力で、守備ラインに潜り込むラインブレイカーとしての動きを兼ね備えています。
このようなプレースタイル上、オフサイドになりやすい状況ですが、ナ・サンホ選手はそこを上手にすり抜けるため、相手の守備選手にとっては、とても厄介な選手です。
ナ・サンホ選手の強みは得点力で、どんな機会も逃さずゴールにつなげる能力が秀でています。
目標は?
2018年7月に行われたインタビューで、両親にどう思われているかと質問されたナ・サンホ選手は、
「私の両親は、褒めることより、よく指摘をしてくれます。ペナルティキックを決められなかった試合でも、父から厳しい指摘を受けました。よくできていることは誰が見ても分かるものなので、私の父は足りない部分をもっと注意してくれます。いつも、もっと自信を持って頑張れと言われます。」
そして、サッカー選手として成し遂げたいこととして、
「まずはチームのKリーグ1への昇格と、攻撃ポイント20を目標に掲げています。そして、アジアンゲームに出て、良い活躍を見せたいです。多くのサッカーファンたちが関心を寄せる大会なので、とてもわくわくしています。国を代表して出場するので、責任感を抱いています。アジアンゲームで良い結果を残せば、今後さらにこのような機会に恵まれると期待しています。そして今後は、長い間、選手生活を送りたいです。プロとして多くの試合に出て、記録を作りたいです。さらに海外に出て、いろいろな経験をすることも考えています。シーズンが終わったら、Kリーグの授賞式の舞台に、スーツを着て上がってみたいですね。」
と語りました。
最後に
サッカー選手としては比較的小柄な体格ですが、それを活かしたプレースタイルがとても評価されており、これから国際大会の舞台での経験を積み、今後ますます力をつけてくる選手の1人だと期待されています。
Jリーグに移籍したナ・サンホ選手の動きから目が離せませんね!