日本でもよく知られている代表的な韓国料理といえば、サムギョプサルやサムゲタン。最近ではチーズタッカルビやハッドグなどが流行っています。
見た目からしてどれも食欲をそそりますが、韓国料理は体重増加の原因に?
そこで今回は、韓国料理のダイエットレシピやその効果についてご紹介します。
韓国料理は太る?その理由は?
全般的に日本人の口に合う韓国料理。特に辛いものが好きな人にとっては、毎日食べても飽きない料理です。
でも韓国旅行や留学中につい食べ過ぎて、何kgも太ってしまったという話もよく聞きます。
果たして、韓国料理は太るのでしょうか?
一般的に太る原因と言われる炭水化物や糖質とは別に、野菜や漬物をよく食べる韓国。
実は韓国料理自体が太るというよりは、その食べ方に原因があるようです。
大皿で食べる
まず、韓国では大皿に盛られたメイン料理をみんなで取り分けて食べます。
そのため、食べていくうちに自分がどれだけ食べたのか目で量れません。一人分を小鉢に入れて食卓に並べる日本料理とは違い、つい食べ過ぎに。
炭水化物を摂り過ぎる
また、辛くて濃い味付けが多い韓国料理。ご飯に合うので、炭水化物を摂り過ぎてしまいがちです。
日本では通常お茶碗に普通盛りで140g、約235kcal。これに対して、韓国の飲食店でよく見かけるステンレスのお茶碗は一杯200g、300kcal前後。
同じご飯一杯でも、韓国はかなり多めのようです。
おかずが多い
さらに韓国料理は、メインの料理以外にもたくさんのおかずが出てきます。
キムチや和え物、漬物などが無料でおかわりでき、私たち日本人は食べ物を残すことができず、知らず知らずのうちに食べ過ぎになってしまいます。
食事の回数が増える
昔から食事がとても重要なものと考えられている韓国では、一日三食はもちろん家庭ではおやつにトッポッギや果物をよく食べます。
外を出歩くと屋台でおいしそうな食べ物が並んでいるので、気づけば三食以外にいろいろな食べ物を口に入れていることも。
こんな生活を続けてるとしだいに消化力がつき、しだいにたくさん食べられる体になっていきます。
このように、韓国では日本に比べて食べる頻度も量も多いのが太る原因のようです。
韓国のダイエットメニューとレシピ
韓国料理にも、低カロリーでダイエットにぴったりの食べ物があります。
おすすめはどんぐりゼリー。
右上の赤丸がトトリムク
韓国語で도토리묵(トトリムク)と言いますが、トトリムクダイエットと検索すると、多くの人がインスタグラムに投稿しているのがわかります。
韓国では一般的なダイエットメニューです。
どんぐりゼリーは韓定食にも出てくる定番料理で、どんぐりの粉は韓国のスーパーで売られています。
どんぐりゼリーのレシピ
※わかりやすい動画があったので、紹介します。
材料:どんぐりの粉、水、ごま油(大さじ1)、塩(大さじ0.5)
ヤンニョム(たれ):醤油(大さじ2)、オリゴ糖(大さじ0.3)※砂糖でも可、白ごま(大さじ1)、ごま油(大さじ1)、ニンニクのみじん切り(少々)、トウガラシの粉(少々)
作り方(このレシピは上記動画とは別のものです)
1 深めの鍋にどんぐりの粉コップ1杯に対して水コップ6杯を入れ、泡立て器でよく混ぜ1時間程度ふやかします。
2 鍋を火にかけ、混ぜながら強火で沸騰させます。一方向に円を描いて混ぜるのがポイント。気泡がふつふつ出始めたら中火にします。
3 固まりができないように混ぜ続けます。混ぜれば混ぜるほど粘りが出ておいしいです。
4 ある程度もっちりしてきたらごま油と塩を入れて、中火で25~30分程度混ぜます。底がへばりつかないように注意してください。
5 蓋をして10分程度蒸らします。
6 ガラスの保存容器に平らになるように入れ、ラップをかけて冷まします。ラップをかけることで、どんぐりゼリーの表面が固くなるのを防ぎます。
7 常温になったら蓋をして冷蔵庫で3時間前後冷やします。
8 食べやすいように切って、あらかじめ混ぜておいたヤンニョムをかけたら完成!
どんぐりのゼリーじたいは味はあまりしません。ヤンニョムの味で食べる料理です。
韓国料理でダイエットの効果は?
今回ご紹介したどんぐりゼリーは100g約45.6kcalなので、豆腐(約76kcal)よりはるかに低カロリー。
つるんとした食感で食べやすく、どんぐりゼリーに含まれる不溶性のタンニン成分が脂肪の吸収を抑制してくれるのでダイエットに効果的。
さらに胃腸にも良く、疲労回復や成人病予防にもなると言われています。
最後に
つい食べ過ぎになってしまう韓国料理ですが、健康的でダイエットに効果のあるメニューを上手に取り入れたいものです。
まだまだ知られていない韓国料理の魅力。韓国旅行や留学中にぜひ食べてみてくださいね!