韓国メイクアップアーティストであるPONYさんは現在ユーチューバーとしても大人気で、チャンネル登録数やインスタフォロワー数の多さから、女帝と呼ばれています。
現在国内だけでなく世界からも注目されている理由とは?
年齢・身長・体重などプロフィール
PONY (ポニー)
本名 パクヘミン 박혜민
1990年1月22日生まれ
160cm
40kg
A型
ポニーさんは2018年の今年28歳になり、現在韓国内のファッション・ビューティ業界で最も影響力のある1人に挙げられています。
2015年5月から12月まで韓流歌手CLさんの専属メイクアップアーティストとして活動し、国内外で本格的に有名になりました。
メイクアップアーティストでありながら、チャンネル登録数韓国美容系でダントツトップのユーチューバーとしても活躍中です。
YouTubeチャンネル「ポニーシンドローム」チャンネル登録者360万人、インスタグラムのアカウントのフォロワー480万人、中国のウェイボフォロワー500万人。
合わせるとなんと1300万人以上もの信者がいるんですね!
メイクアップアーティストになったきっかけは?
絵やメイクが上手なお母さんの影響で幼いころから絵をたくさん描いてきました。
そのことから自分はデザイナーか画家になるんだと思っていたのこと。
高校と大学はグラフィックデザインを専攻。
高校生のときに人物画を描きながら
「どこにシェーディングを入れるか、ハイライトを入れるのはどこなのか」
を自然に身に着けたそうです。
メイクを習ったことはなく、本や雑誌なども無意識のうちに真似してしまいそうで参考にはしなかったのだとか。
高校時代、サイワールドミニホームページ(当時韓国で流行していたSNS)で日常の出来事を挙げていましたが、高3のころからメイク法をアップしはじめたところ、それが評判となり訪問者が激増。
オルチャンとしても有名になり、20歳だった2010年ごろブログに移行して本格的にメイクアップ法を投稿しました。
大学卒業後はグラフィックデザイナーとして活動。
このときまでもメイクを仕事にすることは考えていなかったようです。
メイクアップブロガーとしての人気が高まり、出版社から依頼が来て、メイク関連本を発行。これらは海外でも出版されました。
この本の売れ行きは好調でこれにより人生が180度変わったとのこと。
これまで続けてきたデザインをやめ、メイクを仕事にしようと決意。
こうしてメイクアップアーティストになることとなりました。
ユーチューブを始めたのはなぜ?
2010年当時、韓国人の著者がメイク本を出版することは珍しく、かなり大きな挑戦でしたが、その後も年に1回、2013年までに4冊を出版しました。
しかし今後書籍としての需要が見込めないことを察し、自分のメイク法を伝える新しい方法はないだろうかと模索。
そんな中で韓国大手総合エンタメ会社CJ E&Mから共同でユーチューブチャンネルを始めようという提案がありました。
当時韓国には美容系ユーチューバーがいなかったとのこと。PONYさん自身もこれまで写真や文章で表現したことはありましたが、映像制作には意欲がわかずに断ることに。
その後も何度もオファーがあり、やる気になってはじめたものの、準備することが多くとても苦労したそうです。
参考にする事例がなかったのでひとつずつ積み上げていく感じで映像を撮り、2015年から独立チャンネル「ポニーシンドローム」を立ち上げました。
ご自身はユーチューブがこれほど波及力があるとは思いもよらなかったとのこと。「時代の流れにうまく乗れた」と表現しています。
アメリカの歌手テイラースイフトのメイクをまねた動画
トレンドは「YouTubeで把握する」とのこと。YouTubeに上がってくる美しさの映像を見ると、流行の流れが見えるのだそうです。
ポニーさんは現在、韓国内のファッション・ビューティ業界で最も影響力のある1人に挙げられています。
プロのメイクアップアーティストであるだけに、一般の美容系ユーチューバーに比べてメイクのスキルも抜きん出ており、また映像の編集も視聴者の心をとらえる美しさだと高く評価されています。
ユーチューブ動画を作るときは
「視聴者がこの映像が気に入るかどうか」
をもっとも重要だと考えているそうです。
メイクの実力ももちろんですが、これを基盤にどのように人々とコミュニケーションをとれるか、が大事だと思っているので
「どうすればフォロワーが興味を持ってくれるか」
「みんなの関心を引く映像は何か」
ということを常に意識しているのだとか。
また、ユーチューブというと「アマチュアによるクオリティの低い映像」というイメージがあります。
しかしPONYさんは、撮影した動画で顔に少しほこりがみえただけで再撮影するとのこと。
最近ではユーチューブをTVのHD画質でみる人もいます。くすみが簡単に見えてしまうため、メイクアップ動画は入念に確認してから次のカットに進むのだとか。
こういったエピソードとともに、PONYさんはご自身についてさまざまなインタビューで「完璧主義」だと語っています。
ユーチューブ映像の撮影一本は早ければ3~4時間で終わることもあるけれど、余裕を持ってだいたい7時間ほどかかるとのこと。
なんとメイクだけでなくヘア、衣装、ネイルアートもすべて一人でこなしています。
そんな思い入れのある動画だと知ると見方が変わりますね!
PONYのメイクに世界が注目の理由
ランコムは2015年、美容ユーチューバーでありブロガーのリサ・エルドリッジさんをメイクアップクリエイティブディレクターに選任しました。
このように世界的にはインフルエンサー(影響力のある人)として土台を築いたメイクアップアーティストに注目する傾向があります。
ポニーさんは
「ユーチューブは世界で認められている媒体で、海外ではインフルエンサー出身のメイクアップアーティストをプロとして、またアーティストとして扱います。
韓国ではまだそのような影響力のある人への評価が低い」
と語っています。
SNSとファッション・美容はいまや切っても切り離せない時代になりました。
インフルエンサーマーケティング戦略は今後さらに成長する見込みです。
世界中にフォロワーが1300万人以上もいるPONYさんを世界がほうっておくわけがないでしょう。
PONYは結婚してるの?
ポニーさんは写真作家で映像クリエイターのベクヒョヌさんと2017年5月に結婚しました。
ポニーさんがモデルのバイトをしていたときに、フォトグラファーだった彼と出会い、10年近く交際してきたとのこと。(現在はフォトグラファーではないそうです)
ご主人については
「自分をコピーした、同じ心を持った人といっても過言ではない」
と表現しています。
「自分の話をよく聞いてくれてやさしい。自分が困った時にはお父さんのように、時に親しいお兄さんのようによく相談に乗ってくれた。」
そういった頼りになるところに惹かれたようです。
ご主人はかなり年上、ということは明らかになっていますが、一般人なので正確な年齢やお顔は公開されていません。
2017年5月9日インスタに下記メッセージ(原文は韓国語)とともに結婚を知らせる投稿がありました。
こんにちは。ポニーです。いいお知らせがあってこのようにアップしました。
花咲く5月、10年という長い時間をともにすごした人とその愛を結ぶことになりました。
そして、1年余りの間に結婚の準備をしていて映像もたくさんアップできず活動もとぎれとぎれだったんですが、6月からはまた頑張ります。
これまで私たちの姿を見守って応援してくださった方々に感謝します。
これからも私たち二人が幸せに暮らせるようにお祝いしてください。
結婚式ではご自身でメイクをしたとのこと。
「人生で一度しかない大切な日に、ほかの人に任せてもし気に入らないメイクになったら、結婚式は親と別れて悲しいんじゃなく、メイクのせいで泣くと思う」
ウェディングドレスは撮影用と本番用の2着を準備。いずれもポニーさんご自身がデザインしたオーダーメイドだったそうです。
結婚式は野外で行われ、そこで飾られるお花から何からすべてポニーさんのプロデュースによるもので、結婚式そのものより準備のほうが楽しかったと語っています。
PONYインスタグラム
インスタもコミュニケーションの媒体として考え、こまめにアップすることを意識しているそうです。
最後に
普段メイクにかける時間は、
・特に何もない日・・・約15分
・誰かに会う日・・・約40分
・イベント出演や撮影・・・約1時間半~1時間40分
だそうで、自分で全部やりたい性格のため、雑誌撮影とアンカバーリングショット以外はヘアスタイルもPONYさんがセットしているのだそうです。
今後の夢については
「いつかかなえたいと思っている大きな夢は自分の名前のアカデミーを作ること。そうなるまで、新しいことをやりたい。作曲や外国語などメイクだけでなく多様な分野に挑戦してみたい。」(翻訳元:http://news.joins.com)
とのこと。
メイクにとどまらず新たな表現で、PONYさんの魅力はさらに開花するかもしれません。今後の活躍にも期待したいですね!