韓国の家庭料理チャプチェは、お正月やお盆、祭祀などに欠かせない一般的な料理です。
韓国旅行や韓国料理店などで日本でもよく知られるようになりました。
そこで今回は、チャプチェと麻婆春雨との違いやダイエットに適しているかどうかについてご紹介します。
チャプチェ(韓国春雨)と麻婆春雨の違い!
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↑チャプチェ
チャプチェは、タンミョンと呼ばれる麺と炒めた玉ねぎやニラ、ニンジン、キノコ類などの野菜、牛肉などを混ぜた韓国料理。
日本人の口に合う醤油ベースの味付けとごま油の香ばしさが特徴的で、辛いものが苦手な人にも人気のある韓国料理の一つです。
このチャプチェに使われるタンミョン。麻婆春雨との大きな違いは、その原材料にあります。
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↑麻婆春雨
麻婆春雨は、緑豆やイモ類のデンプンを水と合わせて麺状に作られたもの。
これに対してタンミョンは、主にさつまいものデンプンを原材料として作られた乾麺です。
タンミョンは麻婆春雨よりやや色が濃く、弾力があってモチモチとした食感。麺は少し太く、平らな形のものもあります。
チャプチェの材料、タンミョンの用途は?
タンミョンはしばらく水につけてふやかした後、鍋でさっと茹でて調理します。
韓国ではチャプチェの他にも、ブデチゲやソルロンタン、チムタクなどにも使われる定番食材。
ただし、水分を吸収しやすい性質があり、スープやタレの多い料理に使う場合はタンミョンがすぐに水分を吸ってしまうので、調理の最終段階や食べる直前に入れます。
チャプチェのカロリーは?
色とりどりの野菜が入っているチャプチェは健康的で低カロリーのイメージがありますが、気になるカロリーは?
チャプチェ一人分で約288kcal。主材料であるタンミョンだけ見ると、100g当たり349kcalもあります。
白米が100g当たり168kcalなので、なんと約2倍も!
決して低いとは言えないチャプチェのカロリー。
ご飯やその他のおかずと一緒に食べるとカロリーの摂り過ぎになってしまうので、注意が必要です。
チャプチェがダイエットに向かない理由
見た目はダイエットに適したところてんやこんにゃくにも似ているタンミョン。
タンミョンを主材料として作ったチャプチェは、果たしてダイエット効果があるでしょうか?
韓国では、チャプチェはダイエットに向かない料理として広く認識されています。
その大きな理由は
①タンミョンの高カロリーと、デンプンで作られているので炭水化物が多く含まれているということ。
白米やパン、麺類などにも含まれる炭水化物は、ダイエットをしている人にとって避けたい糖質。
ダイエット中の韓国人は、チャプチェを食べるぐらいならまだ白米の方がいいと一般的に考えられています。
②タンミョンは水分を飛ばして乾燥させる製造工程を経て作られる加工麺。
一般的な加工食品の特徴としても挙げられるように、脂肪を形成しやすく脂肪燃焼に効果的な筋肉細胞の活性度も低下させてしまいます。
タンミョンのようなモチモチとした食感はありませんが、糸こんにゃくは100g当たり6kcalでとても低カロリー。
料理番組でも放送されるほど、作り方も一般的なチャプチェと同じなので手軽でおいしいと女性を中心に大好評のようです。
最後に
チャプチェは日本の麻婆春雨と見た目はよく似ていますが、意外にもダイエットには向いていません。でもいろいろな緑黄色野菜が材料として含まれるので、健康には最適。
ダイエット中の人は糸こんにゃくでアレンジしたり、量を調節したりしながら食べるのがおすすめです。
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