テコンドー界の世界最強スター、イデフン選手。
これまで10年間一度も韓国代表から外れたことのない、圧倒的な強さの持ち主です。
今回は、イデフン選手のプロフィールと結婚のなれそめなどをご紹介します。
(トップ画像https://sports.news.naver.comより)
イデフンのプロフィール
生年月日 1992年2月5日
出身地 江原道華川郡
身長 183cm
体重 68kg
所属 韓国ガス公社(2014~2017)
大田広域市体育会(2018~)
少年期からずば抜けていた実力
テコンドー道場の館長だった父の影響で、5歳の時から兄とともにテコンドーを始めたイデフン選手。
中学入学と同時に本格的に選手生活を開始しました。
満18歳という年齢で代表選手に選ばれ、2010年広州アジア大会では-63kg級に出場。
見事金メダルを獲得し、その名を世界へ広めるきっかけに。
韓国には兵役の義務がありますが、イデフン選手はこのアジア大会優勝により兵役免除の特例を受けました。
その後、2011年慶州で行われた世界選手権で金メダル、2012年5月ホーチミンで開催されたアジア選手権でも金メダルを獲得。
さらに7月に控えたロンドンオリンピックでも金メダルを獲得すれば、最年少でグランドスラムを達成することになると多くの期待が寄せられました。
ロンドンオリンピック
ところが大きな問題が。
オリンピックにはイデフン選手の主階級である-63kg級がなく、男子は-58kg、-68kg、-80kg、+80kgで構成されていたということ。
悩んだイデフン選手は-58kgを選びましたが、運動選手にとって体重が5kg変わるだけでも試合のペースや技に大きな影響を与えるもの。
ましてやイデフン選手はもともと長身のわりにやせ型で、さらに体重を落とさなければならないということは至難の業でした。
このような最悪の条件で出場したイデフン選手は、決勝でスペイン選手を相手に17:8で完敗。
惜しくも銀メダルに終わりました。
仁川アジア大会
2013年メキシコのプエブラで開催された世界選手権-63kg級で金メダル獲得。
翌2014年5月ウズベキスタンのタシュケントで開催されたアジア選手権-63kg級でも金メダルを獲得するなど、数々の国際舞台で成果を収めたイデフン選手は仁川アジア大会に出場。
主階級である-63kg級で期待通りの金メダルを獲得し、オリンピックでの無念を晴らしました。
当時のインタビューで「テコンドー界のパクチソンになりたい」と語ったイデフン選手。
2年後に控えたリオオリンピックでは-68kg級へ階級を変更すると公言し、体重管理やトレーニングなど根本的な要素を重点的に取り組みました。
リオオリンピック
2015年メキシコシティで開かれたグランプリファイナル-68kg級で優勝したイデフン選手は、好調を維持したまま2016年リオオリンピック-68kg級に出場。
圧倒的な強さで4年前のロンドンオリンピックとは比較できないほど成長した姿を見せました。
しかし、ライバルとしていたヨルダンの選手と8強で対決。まさかの8:11で敗北を喫してしまいました。
次に行われた敗者復活戦を勝ち抜き、銅メダル決定戦に出場し、世界ランキング1位だったベルギーの選手を破り、見事銅メダルを獲得しました。
数々の国際大会で頂点に
2017年6月、韓国の茂朱(ムジュ)で開催された世界選手権で金メダル獲得。
イデフン選手はこれまで世界選手権に4回出場し、そのうち3回優勝に輝いています。
同年9月モロッコで開かれたワールドテコンドーグランプリシリーズラバト大会、続く12月コートジボワールのアビジャンで開催されたグランプリファイナルでも優勝し、驚異的な強さで頂点に立ち続けました。
初代チャンピオン
2018年からイデフン選手は所属先を大田市体育会へ変更。
年明け1月、初めて行われた世界テコンドー連盟主管ワールドテコンドーグランドスラムチャンピオンに出場し、見事優勝して賞金7万ドルを獲得。
素晴らしい成績とともに、初代チャンピオンという名誉を得ました。
ジャカルタアジア大会
同年8月、ジャカルタアジア大会で-68kg級に出場。
世界のテコンドー強者を相手に次々と勝ち抜き、大きな点差をつけて決勝進出しました。
決勝では同大会-63kg級金メダリストであるイランの選手に13:9で勝利し、見事金メダルを獲得。
韓国国民のみならず、世界のテコンドーファンが熱い歓声を送りました。
迎えた全盛期
2018年10月イギリスのマンチェスターで開催されたワールドテコンドーグランプリ第4戦に出場。
最初は優勢を示していましたが、二回戦で膝を負傷しひどい痛みを訴えたイデフン選手。
それでも粘り強い試合を見せ優勝を飾りました。
続く11月UAEで開かれたグランプリファイナル決勝で勝利したイデフン選手は、4年連続大会優勝という快挙を成し遂げました。
これにより、グランプリで獲得した金メダルは通算12個に。
同年12月中国の無錫で開かれたグランドスラムチャンピオン準決勝では、惜しくも試合終了直前に逆転を許し銅メダル獲得。
2018シーズンは出場した全ての国際大会において入賞し、グランドスラムチャンピオンを除いて金メダルを総なめ。
選手としてこれ以上ない全盛期ともいえるシーズンの幕を下ろしました。
10年連続代表入り
2019年2月、韓国国内で行われた代表選抜戦で1位を記録。
これによりイデフン選手は10年連続で代表選手として出場することが確定し、選手層の厚い韓国テコンドー界でも前例を見ないレジェンドと呼ばれるようになりました。
5月にイギリスのマンチェスターで開幕する世界選手権に向けて調整中のイデフン選手。
2020年東京オリンピックを見据え、さらなる飛躍に挑戦しようとしています。
イデフンの熱愛彼女との結婚のなれそめ
2019年1月MBCテレビ番組に出演したイデフン選手は、交際中の彼女と5月に結婚式を挙げることを公表。
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お相手は同い年のアンユシンさん。韓国体育大学で舞踊を専攻し、現在は韓国系航空会社の客室乗務員だそうです。
二人の交際の始まりは、友人の紹介からなんと4年という月日が経過してからだったそう。
最初の出会いを振り返ったイデフン選手は、あの頃は恋愛について無知だったので自然に連絡が途絶えてしまったのだと回想しています。
その後友達と話しているうちにアンユシンさんのことを思い出し、勇気を出して連絡してみたことから交際に発展したそうです。
再会から交際がスタートし2年あまり。テコンドーの試合が多く、婚約式を先に済ませた二人。
ラジオスター番組キャプチャーより
婚約式の様子
※婚約式を挙げるカップルは珍しいです
結婚式を控えたイデフン選手に、多くの関係者やファンから祝福の声が集まっています。
イデフンのインスタグラム
テコンドーに関する画像の他、主に視聴した映画とその中で印象に残った言葉を残すスタイルの投稿のようです。
最後に
幼少期から他に見ない強さで、輝かしい成績を収めてきたイデフン選手。選手生活も私生活も順風満帆な様子が伺えます。
今後の大舞台でもその無限の強さが見られることを期待したいですね!
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