2018年8月にジャカルタで行われたアジア大会で、韓国女子バレーは銅メダルを獲得しました。
そんな韓国代表メンバーの顔と言われるのがキムヨンギョン選手。
選手の中でも特に背が高く、試合中に他の選手を大きな声で激励する姿がとても印象的でした。
そんなキムヨンギョン選手はどんな選手なのか。
プロフィールや現在の様子、引退説などについてまとめました。
(トップ画像https://sports.news.naver.comより)
プロフィール
生年月日 1988年2月26日
出身地 京畿道安山市
身長 192cm
体重 73kg
家族 父・母・姉が二人
海外の強豪チームで活躍するキムヨンギョン選手は、韓国代表メンバーとしても数々の国際試合に出場。
2006年世界女子バレー選手権大会を始め、アジア大会(ドーハ、広州、仁川、ジャカルタ)やオリンピック(北京、ロンドン、リオデジャネイロ)などで素晴らしい成果を残してきました。
キムヨンギョン選手はまさに韓国代表のエースであり、韓国メンバーに決して欠かせない選手なのです。
所属チーム
興国生命 ピンクスパイダース (韓国) (2005~2009)
JT マーヴェラス (日本) (2009~2011)
フェネルバフチェ SK (トルコ) (2011~2017)
上海ブライトユーべスト (中国) (2017~2018)
エジザージュバシュ (トルコ) (2018~)
来歴
キムヨンギョン選手は、安山西小学校4年生の時からバレーを始めました。
中学校に進学した当時は背が低く、控えメンバーとしてベンチに座る日々が続いたそう。
試合に出場しても、セッターやリベロなどのポジションを任されました。
本人はこの時バレーを辞めようとしましたが、両親や先生から引き止められ、さらに訓練に励み始めたと言います。
遅くても早朝5時には起きて、運動場を走ることとトレーニングを日課とし、寝る時でさえバレーボールを抱いて寝るほどだったとか。
その後、高校進学後には攻撃を任されるようになり 脚光を浴び始めました。
初めて韓国代表チームに選抜されたのも、高校3年生である2005年のことでした。
キムヨンギョン選手は、幼いころから勝負欲が強く、明るくポジティブな性格だったそう。
プロ入団
プロの始まりは2005年、ドラフト1位で前シーズン最下位だった興国生命ピンクスパイダースに入団。
既にプロ入団前から、圧倒的なフィジカル能力で大きな期待が集まっていました。
最初のシーズンには新人王を受賞。
さらに、リーグMVP、チャンピオン決定戦MVPなど数々の賞を勝ち取り、誰もが認める実績を見せつけました。
その後、2009年に日本のJTマーヴェラスに移籍。
日本のプレミアリーグでも得点王として輝くなどの活躍を見せ、外国人選手として最高の評価を受けました。
そして2011年5月、トルコの名門フェネルバフチェSKに入団することに。
20代後半の約6年間をトルコのリーグで活躍しました。
そして2017年には中国の上海ブライトユーべストに移籍することが決定。
中国のチームとの契約は、韓国とも地理的に近く、韓国代表メンバーとしての活動時間も十分に確保できるというメリットから決定したようです。
中国の舞台でも実力を発揮し、上海ブライトユーべストは17年ぶりにリーグ優勝を果たしました。
ところが、まだ中国リーグがビッグリーグではないことから、2018年オフシーズンには複数のチームがキムヨンギョン選手の争奪戦を開始。
結局、トルコリーグの強豪の1つであるエジザージュバシュへの移籍が決定、もう一度トルコリーグに復帰することに。
エジザージュバシュの関係者がキムヨンギョン選手の元を訪れ、熱烈にアプローチしたとか。
契約金だけを比較すると上海がもっと高額な年俸を提示したようですが、その他の条件を考慮し、トルコに復帰することにしたと推測されています。
現在は?
最新の情報によると、2018年10月所属チームのあるトルコへと出発しました。
仁川空港で記者からのインタビューに答えたキムヨンギョン選手。
以前トルコで所属したフェネルバフチェSKではなく、エジザージュバシュという新しいチームへの入団に不安はないかという質問に、
「不安はありますが、これまでも長い間トルコで試合をしてきたので、その経験を活かして早く新しい環境に慣れたい」と答えました。
続けて、「久しぶりにヨーロッパのリーグに行くので、最高の選手たちと頂点に立ちたい。そして、私の実力がまだ限界に達していないということを見せたい。」
「2019年はオリンピック出場に向けたとても重要な年。コンディションを完璧に整え、必ずオリンピック予選への切符を勝ち取りたい」(SPOTV NEWSより翻訳)
と意欲を見せました。
引退はいつ?
2018年ジャカルタ・アジア大会の試合終了後、記者から自身の引退について質問されたキムヨンギョン選手。
「体力的な限界は無視できません。韓国代表チームは30歳を超えた選手がほとんどで、そろそろ若い選手たちがたくさん出なければならない」と答えました。
そして、代表引退の時期について聞かれると、
「少し休んで、世界選手権大会に向けて準備したいです。4年後のアジア大会に出場できるかは簡単なことではないと思います。後輩たちを引っ張っていかなければという思いはあります」(SPOTV NEWSより翻訳)
と、代表引退について明確な回答を避けました。
1988年生まれのキムヨンギョン選手、4年後には34歳。
次回の代表選出場への動向が注目を集めています。
インスタの身長画像
女優のカンソラ(168㎝)と
韓国女子バレー選手の中でも、特に背が高いことで知られるキムヨンギョン選手。
キムヨンギョン選手の長所は、何と言っても192cmの長身。
圧倒的なスパイクの高さで、相手の前衛ブロッカーが3人ついても、その上を超えてコートの遠い対角線上に落とす攻撃が可能なことです。
そんなキムヨンギョン選手は小学校4年生の時にバレーを始めましたが、当時は背が低かったそう。
その頃は攻撃ポジションを任せてもらえず、セッターだけだったといいます。
中学校2年生の時から少しずつ攻撃をするようになりましたが、主力選手としては出場できなかったとか。
身長のせいで、高校進学時には、進路を悩んだというキムヨンギョン選手。
高校入学時に170cmだったキムヨンギョン選手は、リベロとセッターを任されました。
その後、幸いにも20cm以上身長が伸び、けた違いの運動能力とレシーブ技術を進化させました。
ご両親と
こうして小さい頃からいろいろなポジションを経験したキムヨンギョン選手は、むしろ現在の選手生活の大きな糧となったとか。
その経験があったからこそ、攻撃、レシーブ、ブロックすべての能力を持ち合わせた選手として高い評価を受けています。
最後に
今では、「韓国女子バレー=キムヨンギョン」と言われるほど、韓国バレー界を率いる大きな役割を担っています。
多くの韓国ファンから圧倒的な支持を得ているキムヨンギョン選手。
今後の活躍と方向性に注目したいですね。