韓国女子フェンシング界の新星、キムジヨン選手。
選手としての実力はもちろん、その美しい容姿にも注目が集まっています。
そこで今回は、キムジヨン選手のプロフィールと私生活、インスタなどご紹介します。
(トップ画像https://sports.news.naver.comより)
キムジヨンのプロフィール
生年月日 1988年3月12日
出身地 釜山広域市
身長 167cm
体重 57kg
家族 夫
幼い頃から運動が好きだったというキムジヨン選手は、テコンドーの選手になることが夢でした。
ところが進学した中学校にはテコンドー部がなく、キムジヨン選手の優れた運動神経を見た体育の先生からのアドバイスで、フェンシング部に入部。
2001年当時、韓国にはフェンシングの種目の一つであるサーブルのチームがほとんどなかったため、キムジヨン選手は違う種目のフルーレでフェンシングを開始。
最初は特にフェンシングに対する興味がなく実力も伸びず、個人戦で32強にも及ばない選手だったといいます。
高校時代の転機
ところが、高校進学と同時に人生のターニングポイントが。
「熱血で瞬発力のあるキムジヨン選手にはサーブルの方が合っている」
と考えた当時の監督が、キムジヨン選手にサーブルへの転向を勧めたのです。
当時のキムジヨン選手は、競争が激しいフルーレよりも信頼を寄せる恩師が勧めてくれたサーブルの方がいいだろうと判断し、種目を変更。
より攻撃的で速度が速いサーブルは、キムジヨン選手にとって最高の選択でした。
一人娘で育ったキムジヨン選手は、当時両親の反対があったと言います。
でも、いざ本格的にフェンシングを始めてからは全く干渉せず、キムジヨン選手の意思を尊重してくれたそうです。
これによってフェンシングの面白さを知り、以降トレーニングにのめり込み、大会への出場機会が増え青少年代表まで一気に駆け上がりました。
それでも、国家代表選手として選ばれるまでには相当のトレーニングと努力が必要だと感じたキムジヨン選手。
国際舞台へ出るも惨敗
徐々に実力を伸ばし、候補選手を経て22歳の時に初めて国家代表選手に選抜されました。
しかし国際舞台へのデビューを果たした2009年には、ほとんどの大会で予選敗退。
世界ランキング174位のキムジヨン選手は、広州アジア大会の団体戦メンバーからも脱落してしまいます。
今後キムジヨン選手が世界を舞台に活躍するとは、誰も期待していませんでした。
国家代表に追加選抜
このように全く無名だった24歳のキムジヨン選手。
ところが、潜在能力を見極めた当時の国家代表監督が、キムジヨン選手を代表選手として追加選抜。
この頃から、世界上位圏に入るフェンシング選手へと急成長していきます。
2011年モスクワグランプリでは、当時無名だったキムジヨン選手が世界ランキング10位圏の選手を圧倒し銅メダル獲得。
続く中国天津グランプリとイタリアボローニャワールドカップでは8強へ進出するなど以前では考えられないほどの成長を見せ、世界ランキングは174位から一気に11位へ浮上しました。
さらに、大韓フェンシング協会から最優秀選手に選ばれたことで、韓国国民から期待が一気に寄せられました。
2012年ロンドンオリンピックサーブル個人戦では、念願の金メダルを獲得。
韓国史上初めての女子フェンシングオリンピック金メダリストであり、アジアで初めてのオリンピックサーブル金メダリストとなったキムジヨン選手。
2014年に仁川で開かれたアジア大会では、韓国女子サーブル団体戦でも金メダルを獲得しました。
骨盤を負傷
ここまで順調だった選手生活ですが、骨盤を負傷しスランプが到来。
片足を主に使うフェンシングの特性上、素早いステップに集中したトレーニングのせいで左側股関節の軟骨が擦り減ってしまい、キムジヨン選手は激しい痛みに苦しみました。
積極的にリハビリに取り組みましたが、2016年リオデジャネイロオリンピックでは16強でイタリアに敗退。団体戦は8強のウクライナ戦で敗退という残念な結果に。
現在は?
その後、2016年シーズンからは徐々に体調を上げ、ワールドカップ各大会でメダルを連覇。
2017年7月にドイツで開かれた世界選手権団体戦でも銀メダルを獲得するなど、世界ランキング3位まで上昇しました。
続く2017年シーズン。
シーズン前半の2018年1月、アメリカボルチモアワールドカップ女子団体戦で銅メダルを獲得。
3月にはギリシャのアテネワールドカップ団体戦で準優勝。
5月モスクワグランプリで銅メダルを獲得し、さらに6月のアジア選手権大会個人戦ではキムジヨン選手4個目となる金メダルを飾りました。
7月に中国無鍚で開かれた世界選手権では団体戦で銅メダルを獲得。
シーズン後半の2018年8月ジャカルタで開催されたアジア大会に出場したキムジヨン選手は、個人戦で見事銅メダルを獲得。
団体戦では優勝し、2017年シーズンを満足する形で終えました。
2018年シーズンが始まりキムジヨン選手は国家代表として選ばれましたが、8週間以上の負傷によりシーズン序盤は国際大会への出場を諦めざるを得ませんでした。
少し出遅れたキムジヨン選手でしたが、徐々に体調を整えながらトレーニングとリハビリに励み2019年1月のアメリカソルトレークシティーワールドカップで復帰、6位を記録。
2月エジプトカイログランプリでは18位にとどまりましたが、3月にギリシャのアテネで開催された女子サーブルワールドカップ個人戦では3位に入賞し、今シーズン初めての銅メダルを獲得しました。
キムジヨン、旦那との結婚のなれそめ!
キムジヨン選手は2017年10月、俳優でゲーム専門チャンネルのMCも務めるイドンジンさんと3年の交際を経て結婚。
共通の知り合いである歌手の紹介で出会った二人は、お互い趣味の運動で意気投合したそうです。
過去には二人がお花見デートに行った様子や、キムジヨン選手がイドンジンさんからプロポーズを受けた時の写真がインスタにアップされ話題を集めました。
最後に
韓国女子フェンシング史上初めて金メダルを獲得しましたが、実は無名の時期が長かったキムジヨン選手。
努力を惜しまず熱意があふれる素晴らしい選手だということが改めて分かりました。
負傷から完全に回復し、次の国際大会で活躍する姿に期待したいですね!