1982年に6球団で開幕した韓国プロ野球KBOリーグ。
韓国でも野球に対する関心が非常に高く、多くのファンから人気を集めています。
そこで今回は、KBOリーグの順位と選手の年俸、日本人選手についてご紹介します。
韓国プロ野球チームの順位
全10チームで構成されているKBOリーグ。2018年シーズンの順位は次の通りです。
1位 SKワイバーンズ
仁川広域市を本拠地として2000年に創設された球団。昨シーズンで4度目の優勝を飾りました。
過去には日本人選手が在籍していたことも。
2位 斗山(ドゥサン)ベア−ズ
ソウルに本拠地を置き、KBOリーグ開幕当初の1982年創設という歴史ある球団。
これまでの優勝回数は4回で、若年層のファンが多いチームです。
3位 韓火(ハンファ)イーグルス
ハンファグループが親会社の球団で本拠地は大田広域市。
日本のオリックスで活躍し韓国人初のメジャーリーガーとなったパクチャンホ選手や、現在ロサンゼルス・ドジャース所属のリュヒョンジン選手などを輩出した名門球団です。
4位 キウム・ヒーローズ(旧ネクセン・ヒーローズ)
2008年に創設された比較的新しい球団で、本拠地ソウルにある高尺スカイドームは韓国初のドーム球場として人気を集めました。
2019年からはキウム証券がスポンサーとなり、球団名を「キウム・ヒーローズ」に変更。
5位 起亜(キア)タイガーズ
1982年、KBOリーグの開幕とともにスタートした球団。
本拠地は光州広域市で、これまでなんと11回も優勝を飾っている強豪チームです。
6位 三星(サムソン)ライオンズ
大邱広域市を本拠地とする1982年創設の名門チーム。
日本のロッテやジャイアンツでも活躍した韓国を代表する名選手、イスンヨプ選手が所属していたことでも有名な球団です。
7位 ロッテジャイアンツ
1982年創設で本拠地は釜山。
歴史の長い球団ですが、これまでの優勝回数はわずか2回。ここ数年の成績はリーグ中・下位にとどまっています。
8位 LG ツインズ
ソウルに本拠地を置くLG ツインズは1982年創設。
KBO開幕当初にできた球団ですが、これまでの優勝回数はたった2回。成績不振で過去には親会社が変更になったことも。
9位 KTウィズ
KBOリーグでは最も新しい球団で、2013年創設。
水原を本拠地とし、2015年シーズンから一軍参加しています。まだそれほど実績はありませんが、今後のチームの成績に期待したい球団です。
10位 NCダイノス
2011年創設で、2019年2月には本拠地に昌原NCパーク馬山野球場が完成。
韓国で最も新しい球場として話題になっています。
韓国プロ野球チームの年俸は?
韓国プロ野球チームの年俸順位を見ると、1位は日本のオリックスやソフトバンクでも活躍したイデホ選手(ロッテジャイアンツ所属)で25億ウォン(約2億5千万円)。
2位は起亜(キア)タイガーズ所属のヤンヒョンジョン選手で23億ウォン(約2億3千万円)、3位はNCダイノスのヤンウィジ選手で20億ウォン(約2億円)となっています。
日本で最も年俸の高い選手は、巨人の菅野智之選手で6億5千万円。
2位の柳田悠岐選手(ソフトバンク)や3位の坂本勇人選手(巨人)が5億円代ということを考えると、KBOリーグの年俸は日本の半分程度ということが分かります。
韓国プロ野球チームで活躍した日本人選手は?
過去にはKBOリーグで活躍した日本人選手も。韓国で有名な3人をご紹介します。
門倉 健
日本では中日ドラゴンズでプロデビューし、投手として近鉄バファローズや横浜ベイスターズでも活躍。
2009年に韓国へ渡り、SKワイバーンズと契約。その後2011年に三星(サムソン)ライオンズへ移籍し、日韓プロ通算100勝を果たしました。
高津 臣吾
現在東京ヤクルトスワローズの二軍監督を務めている高津臣吾選手は、2008年にウリ・ヒーローズ(現キウム・ヒーローズ)と契約。
18試合に登板し防御率は0.86を記録しましたが、KBOリーグでの活躍はわずか1年限りとなりました。
岡本 真或
中日ドラゴンズや西武ライオンズで活躍した岡本真或選手は、2010年にLG ツインズと契約。
抑え投手として16セーブを記録しましたが、韓国での選手生活はこの年限りで終えました。
最後に
韓国は日本と同様、野球の人気が高くアジアを率いる野球大国。
これまで数々のメジャーリーガーを輩出し、KBOリーグから世界へと活躍の場を広げる選手も増えています。
今後のKBOリーグの順位や有力選手にもぜひ注目したいですね!
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