韓国男子フィギュア界の新星、チャジュンファン選手。
フィギュアスケートの世界大会やオリンピックに出場し、徐々にその実力が認められつつあります。
いったいどんな選手なのか、羽生結弦選手との関係とあわせてご紹介します。
(トップ画像https://entertain.naver.comより)
プロフィール
生年月日 2001年10月21日
出身地 ソウル特別市
血液型 O型
身長 177cm
体重 58~60kg
韓国の首都ソウル出身のチャジュンファン選手は、2018年時点で江南に位置するフィムン高校に在学中の高校生2年生。
幼い頃、子役俳優としてテレビに登場したことがあるほど、美少年と呼ばれています。
来歴
フィギュア選手として頭角を現したのは、ジュニアグランプリ男子シングル第3次大会にて、ジュニア史上最高点で優勝したことから始まりました。
韓国ファンの間では、フィギュア女子選手のキムヨナ以降、停滞していた韓国フィギュア界に突如現れた天才選手として、大きな期待が寄せられています。
初めて参加した2016年ジュニアグランプリファイナルでは、総合点225.55点で銅メダル獲得という快挙。
前回のジュニアグランプリ大会ではジュニア世界新記録を達成したことから、ファイナルで優勝を期待されましたが、銅メダルを獲得しただけでも、韓国の男子フィギュア界に名を刻む結果となりました。
2017年シーズンは4回転トゥーループを構成に入れましたが、怪我のせいで本来の技量を発揮できませんでした。
シニアグランプリであるカナダ大会とアメリカ大会に招待されましたが、カナダ大会は9位に終わり、アメリカ大会は棄権。
成績が伸び悩む時期を過ごしました。
記憶に新しい2018年平昌冬季オリンピックでは、ショートプログラムでファイナルベスト83.43点を記録し15位、フリープログラムは14位、最終結果は15位に終わりました。
地元、韓国で開催されたオリンピックでは残念な結果に終わりましたが、まだまだ若い選手なので、2022年の北京冬季オリンピックだけでなく、その4年後、2026年まで出場することができるだろうと期待されています。
特にフィギュア選手は、コンディションや筋力などの要素が成績の全てを決めると言われるほど、今後のトレーニングがとても重要です。
チャジュンファン選手は、芸術性や資質、体型的な強みなど、いろいろな才能を持ち合わせ、技量と努力が並外れた選手なだけに、周囲の環境が整えば、さらに成長して、多くの国際大会で良い成果を生み出すと期待されています。
そんなチャジュンファン選手の強みは、安定した4回転サルコウなど高難度のジャンプとスピンの技術。
ただ、連続ジャンプを跳ぶときに、後半のジャンプの高さが足りず、回転数が不足して減点を受けることが多いのが弱点です。
また、トリプルアクセルのスタートにかかる時間が長いことも課題として指摘されています。
それでもチャジュンファン選手の年齢を考えると、今後の可能性は無限大だと言えます。
羽生結弦とのエピソード!
日本の男子フィギュア界の英雄と言えば、羽生結弦選手。
1994年生まれの羽生選手とは、7歳差です。
2人の共通点は、ブライアン・オーサーコーチ。
ブライアン・オーサー氏は、かつてキムヨナ選手を指導したことのあるカナダ人の名指導者で、現在2人は同じコーチのもとで、スケートの練習に励んでいます。
以前、同じリンクで練習を行っていたとき、羽生選手と挨拶を交わしたり、簡単な話をしたりしたというチャジュンファン選手。
その後、急速に親しくなったようで、リンクでは2人が友達のようにじゃれ合う姿が目撃されています。
特に、年上の羽生選手がチャジュンファン選手を可愛がっているようで、チャジュンファン選手のビーニー帽を奪ってかぶったり、スキンシップをしたりして、いたずらをしていました。
韓国国内では、羽生選手と比べられることも多いというチャジュンファン選手。
そんな周囲の視線は全く気にせず、競技中には自分自身の演技に集中するというメンタルの強さも見せています。
子役時代の画像とインスタ!
(https://entertain.naver.com)
チャジュンファン選手は幼い頃、子役俳優として活躍。
2006年にはサムスン生命、2007年にはオリオンのチョコパイのCMに出演しました。
(http://daily.hankooki.com)
あどけない笑顔と大きな目が印象深いですね。
高校生になった今も、美少年と呼ばれる理由がそこにあります。
最後に
韓国の男子フィギュア界に確固たる地位を築いたチャジュンファン選手。
まだ高校生ということもあり、今後のさらなる可能性に世界中から期待が集まっています。
ポスト羽生となり得るのか、注目したいですね。